| ◆入門・初級課程 |
| 教習内容:参学 相雷刀八勢 |
まず、礼法、執刀法を学び、参学の取り上げ使いを練習することにより、新陰流の最も基本的な太刀と身体の使い方になれるところから学び始め、正しい身勢、太刀の握り方、振り方等の基礎を身につけます。
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| ◆表位 |
| 教習内容:九箇之太刀 大転三勢 |
参学、八勢に加えて九箇之太刀(取上げ使い)を学び、初級課程に引き続き新陰流の基本を習得していきます。九箇之太刀を履修すると「大転位」の伝位を授かります。
取り上げ使いは長期間稽古すると、太刀を一旦取り上げてから使う癖が身に付き、よどみのないなめらかな打ちが出来なくなるおそれが多分にあるため、転会では剣技の導入部分として教習し、早く次の過程に進ませるようにしています。
水準の高い技術を習得することにより、以前は出来なかった既習の技が自然に出来るようになることは、誰しもよく経験することです。
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| ◆大転位 |
| 教習内容:中段十四勢 下段八勢 後雷刀十三勢 小転三勢 |
中段・下段・後雷刀などを通して、新陰流の様々な勝ち口及び太刀の使い方を学びます。小転に進むころには身体の使い方も慣れ、身勢・太刀使いもすでに中級へと入り始めています。
これらを履修すると「小転位」を授かります。
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| ◆小転位 |
| 教習内容:参学(下から使い=内伝二) 九箇之太刀(下から使い=内伝二) 燕飛 続雷刀十八勢 小転変十三勢 |
教習内容:参学(下から使い)、九箇之太刀(下から使い)、燕飛、続雷刀十八勢、小転変十三勢、相雷刀八勢・中段・下段も、下から使いに切り替えます。この小転過程は新たに覚えることが多く苦労しますが、いよいよ中級者レベルの修行に入っていきます。
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| ◆天狗抄位 |
| 教習内容:天狗抄(二刀、二刀打物を含む) 二人懸(伝授の太刀) |
新しい形は天狗抄のみですが、小転であまりに多くの形を学習したので、それらの技の深化に努め、完全に消化するようにしなければなりません。天狗抄は上級者の身勢を習得するのに最適の勢法です。
概習の形を稽古する際にも、西江水の効いた身勢をさらに安定させるべく、注意して稽古を進めていきます。
また、そろそろ自分の後輩に対して、初歩の打太刀を務めなければなりません。正確な打太刀を師範、熟達者によく教わって稽古する必要があります。
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| ◆天狗抄奥位 |
| 教習内容:参学(内伝一) 九箇(内伝一) 外雷刀三十一勢 |
参学・九箇は入門時より数えて三つ目のレベル/内伝一に入ります。内伝の完成形(実践形)であり、燕飛も内伝一の使い方を習得します。試合勢法の外雷刀を履修すると仮目録に進みます。
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| ◆仮目録位 |
| 教習内容:二十七箇条截相 七太刀 奪刀法・坐奪刀法 |
「二十七箇条截相」はここで教習を受けた後は、平常稽古することはあまりありません。それは二十七箇条が普段稽古している太刀のエッセンスであり、重複するからです。二十七箇条截相は新陰流の索引のようなものです。七太刀は新陰流以前の神道流の太刀ですが、新陰流の源流を知るのに貴重な太刀で、大変参考になります。
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| ◆目録位 |
| 教習内容:奥義之太刀(内伝) 燕飛(本伝=実践型) 両刀 |
目録位からいよいよ本伝(流祖伝来太刀)に入ります。上級者として本来の新陰流刀法を学ぶことにより、技の深さ、広がりが倍化すると同時に、稽古の面白さも倍増します。長期間稽古してきた内伝の形も、すべてはこの本伝を学ぶための鍛錬形なのです。本伝がわかれば、内伝の疑問はすべて氷解し、逆に本伝を習得しない限り、新陰流の本質はわからないといっても過言ではありません。
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| ◆外伝位 |
| 教習内容:参学(本伝) 九箇(本伝) 続外勢法 |
甲冑をまとい戦場で斬り結ぶ実践そのものの刀法を稽古出来るのは、まさに本伝の醍醐味といえます。参学の本伝を稽古して、初めて転打(まろばしうち)とはどういうものか、二の斬りとはどういうことなのか理解出来ます。その入り口に立つことが出来るといえるでしょうか。
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| ◆内伝位 |
| 教習内容:天狗抄(本伝) 奥義之太刀(本伝) 八箇必勝(伝授の太刀) |
教習内容:天狗抄(本伝)奥義之太刀(本伝)八箇必勝(伝授の太刀) 奥義之太刀には通常の稽古法の他に、一本目を破る二本目、それを破る三本目の太刀という具合に、交互に使・打を入れ替える古い稽古法が伝わっています。
八箇必勝は皆伝位の印可の太刀であり、特に秘中の秘とされています。この八箇必勝を伝授されて後、「皆伝位」に到達します。しかし皆伝が許されたあとも、技術全般の研鑽が要求され、また砕(くだき)等の教習を受け、研究する課題は無限にあります。心法の理解も要求され、ここからが本当の修行といえるでしょう。
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渡辺忠成 / 島正紀 共著「新陰流兵法教範」より |
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